車検の季節 0140
自家用TANTOの車検整備
僕の職業は自動車の整備士(検査員)である。 自動車を整備、点検している。 そんな僕の持ってる1台が車検を迎えた。
北陸ではこの時期から3月にかけてべらぼうに車検台数が増える。降雪の時期が終わり春の気持ちのいい季節や、会社などが3月の決算時期に自動車を変えることが多いからだ。
いかんせん、うちも2月の雪の時期に車を壊した。なのでこの時期に変えることになったわけである。
冒頭に書いたようにTANTOである。
そのTANTOが3年の任期を終えて車検を受けることになった。 実際には3月7日まで期限があるのだが 早めにした方が良い。
法令で車検は1ヶ月前から受けられるのだ。
これを利用すれば消費税8%導入前でも車検を受けることができるし その分お得になるのだ。 ここ重要! 試験に出ますからね^_^
車検とはなんぞや?
実際に車検とはなんぞや?と思う人にとってはブラックボックス的な部分もあるだろうが ここで説明したい。
車検というものはGoogle様で検索していただけると早いので
自動車検査登録制度(じどうしゃけんさとうろくせいど)とは、日本でミニカー・小型 特殊自動車を除く自動車や排気量250cc超の自動二輪車に対して保安基準に適合しているかを確認するため一定期間ごとに国土交通省が検査を行い、また自動車の所有権を公証するために登録する制度をいう。一般には車検(しゃけん)と呼ばれる。
と定義づけられています。 これは 登録も含められていますが だいたいこんなところです。
このように 国がしている検査を民間でも できるようにしようというのが 指定整備工場ですね。
実際に どのような 流れがあるか 説明します。
① 入庫 引き取りなど
まず 入庫した自動車は、有る程度外見などを見て、保安基準に適合しているかを確認する。 この 保安基準 というものが車検には重要なものでこれなくしては制度そのものが崩壊すると思う。
例えば世の中にバカみたいに低い車や べらぼうに煩い車が無いように、それぞれが車検制度のおかげで助かっているわけです。 この保安基準、実に細かいところまで書いてあって、車検証に書いてあることをきっちり守りなさい的な感じなのです。
長さ 幅 高さもさる事ながら タイヤの溝の深さや排気管の向きや…
僕ら整備士(検査員)はそれに従って 検査をします。 ここで違反が見つかるとすぐ直したり、もっとも無理ならお断りすることもあります。 いわゆる、車検が通らないってことですね。
ここまで書いたらすごく長そうになるので 次回にします。
続きは近日公開!
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